ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

ぽきし

世の中にはちんぽ騎士と呼ばれる人たちがいる。彼らはなぜ気色悪いのだろうか。

彼らは可能な限り女性の目線に立とうとすることにより、凡百の野卑な男たちと一線を画そうとする。まずその姿勢が気持ち悪い。あいつらは男だから女の目線には立てない。まあ、立てる人もいるとは思う。もしそういう人がいたらちんぽ騎士と揶揄されるような言いようのない気持ち悪さは醸し出されないことだろう。「一線を画そうとする」で終わるからちんぽ騎士なのだと思う。そんな程度でも「凡百の野卑な男とは違う」と勘違いして持て囃してくれる女はいるものだ。そういう女も決してちんぽ騎士を「女の目線を分かってくれる人」とは見てはいない。女のためにもがいて、戦ってくれている姿に痺れているのだろう多分。そうと知ってか知らずか、ちんぽ騎士は架空の「理解ある男」の代弁をする。

野卑な男たちを啓蒙する騎士とそれを持ち上げる女。ある種完結している世界なので、それはそれでいいのだろう。しかしちんぽ騎士はその独善性に気付いていないことが多いので、自分の正義を押し付けるモラハラ的な気質の方が多いような気がする。自分のどんな面が批判されているのか気付かない鈍感さがないとちんぽ騎士なんてやってられないものだ。