ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

2019-01-01から1年間の記事一覧

満足しない女

ネットの女たちがなぜ病んでるアピールをするのかが分からなかったがさっき分かった。 病んでるアピールは往々にして「それなりに幸せな生活ができている」こととセットで行われることに気がついたのだ。 要するに「私はこの程度の水準に達することはできて…

おえつ

人間が人間を裁くシステムが分からない。法律があればまだマシ、打算的な他意があればそれでもマシ。分からないのが「あの子は一生懸命頑張ってるから」みたいな道徳的優劣の主観的な判断によって贔屓したりしなかったりするやつだ。お前はそいつの何を知っ…

義務

わはは、わはは。 死にたいが、社会的義務を全部果たしてきたぞ俺は。何がしたいのだろう。要約すると、お金を払い、お金を払い、お金を払ってきた。払わないと咎められるやつだ。払いに行く前は死にたくて、払い終えた今も死にたい。ちなみにこの死にたさと…

シュレディンガーのたこ

初めてタコをら見たとき、その存在を見たくなかった。関西人のコントなら目を逸らしながらタコを押し退けて「もうええって」「もうええから」と言った事だろう。タコが実在するかしないかフンワリした世界で生きていたかった。自分にはそういうところが今で…

なぞのゆめ

ちょうどだったらしく、渡しの役目を引き継いだ。否応なしだ。非常に憂鬱だ。細かいルールに疑問を抱いている暇もないが、疑問を抱けばおかしいことだらけだと思う。しかしそんなことはどうでもよくて、とりあえず早く次に引き継ぎたい。 敢えて言うならおか…

階段

階段を降りる瞬間、降りる先に段がある前提で体重を移動していることに気付いた。アホだと思った。段がなかったらどうするんだろう。最悪死ぬが。人間のまぬけさを再確認した。

ありばい

歌川国芳展に行きたいのだけど、決定打にかける。なにより時節が悪い。たとえば今が真夏なら美術館の中は涼しいだろうから「涼みに来ただけだ」と言い訳が出来る。真冬でも同じことは言える。今美術館に行ったら空調は効いているのだろうか。自分のイメージ…

無能

記号、言説、他者、事象、字義

腸がこぼれる

なんでか分からないが下腹部右側が裂け、手で押さえていないと腸がこぼれる格好になってしまった。腸には傷がなく痛みがないのが不幸中の幸いだが、このままで生活するのはどう考えても不便だ。押さえる為に片手が常に塞がってしまう。 両手を使う時、例えば…

応急欺瞞

それくらいの欺瞞なんとかなるって。順序立てればそりゃ欺瞞だけど野に放てば案外馴染むって。むしろその欺瞞で悩ます良心が欺瞞だって言われかねないご時世だって。ごまかすと思うからいけないわけで、それをごまかすことだとも思わずに生きてるやつがいっ…

事実

今、目の前で転校生が血まみれで死んでいる。転校生と呼んだが、こいつが転校生だったことは今思い出した。要するに他所者だ。この村のしきたりを知らなかったのだ。 そのしきたりというやつも、率直に言って今思い出した。たしか小学校の頃に社会科で村の賢…

本音建前

どうしたって説教してみたくなることがある。これはもしかしたら怠け者特有の振る舞いなのかもしれない。自分が変わるのはあまりにも面倒臭すぎるから、他人を変えていきたい。 面倒臭いというのも難しい。建前では「なぜ世界がおかしいのに俺が変わらなけれ…

めゆ

「ここが近道なんだよ」と言われてついてきたけど、なかなか雰囲気があっていい道だな。色んな畑の間で自然がいっぱいなのだが、森なんかと違って完全に人の手が加えられ尽くしている感じがなんともいえない不思議な雰囲気を醸し出している。畑に欠かせない…

ふげ

僕は時折幻聴を聴く。悩まされているというほどではないが、大袈裟に言えば歯に何か挟まっているようなスッキリしなさを常に抱えて過ごしている。とはいえ生活に支障をきたすようなレベルの騒音では当然なくて、簡潔に言ってしまえばたまにカウベルの音が聴…

ゆーめ

有名な、滝が見える露天風呂がある。 その滝は岩場の亀裂から落ちている。その亀裂の中は聖地とされ、選ばれた者だけがそこで祈ることを許されている。 修学旅行で来た僕たちはその荘厳な滝を見ながら露天風呂でプカプカしている。露天風呂の方はほぼ温水プ…

正義

自分の人生には瑣末なトラウマが沢山あるのだが、中学時代にもちょっとしたトラウマが複数ある。そのうちの1つに掃除の時間の出来事がある。 率直に言ってエピソードというほどのものでもないのだが、自分はふつうにまじめに掃除しているのにサボっている女…