ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Gallows Laugh

さっきテレフォン人生相談を聞いていて知ったのだが「絞首台の笑い」という言葉があるらしい。自分の人生の悲しさから目を逸らして笑うようなことを言うらしい。 ニュアンス的に良くないこと扱いだったので、要するに絞首台で笑うことは人間的に不自然で良く…

Tautolosophy

「普通」という概念に疑問を抱く人は、疑問を抱かない自分にとってすごく普通の人間だ。 自分は中学生で不登校だった頃、家でネットをひたすら見ている日とかがザラにあったが、そんな自分のことを普通だとは思っていなかった。とりたてて切羽詰まった思いを…

インザ夢

俺はついに自分のやるべきことを見つけた。小屋を建てるのだ。裏山の踊り場。ひっそりと地面から剥き出しになったこの世界の肉。これはおそらく俺自身であり、これを俺自身で祀るのだ。土が肉を覆っていると凡人は思うだろうが、この場合土が肉に覆われてい…

人生ゲーム

人生には人ごとに強さがあると思う。それはなにかというと、強い方が勝つのである。 人生には人ごとに濃さがあると思う。それは濃い方が生きている自覚がある。 自分は最弱で、最薄だと思う。それは多分弱くあろう、薄くあろうとしてきたからだと思う。 なぜ…

記憶

思い出した方がアレなことはアレにとってアレである。誰にとってアレなのか。未来のアレか。それとも他人なのか。アレは意識的にアレしているのか、それともアレか。無意識にアレしているにせよ、意図せずアレすることはアレだ。それをアレしないようにアレ…

陳腐

雪の中、人が全く通ってないから雪が踏み固められてもないような歩道で棒立ちして空を見上げている老人がいた。自分の祖父も死ぬ2年前くらいからはそんなような雰囲気だったので、似たものを感じた。老人は手ぶらだったが、身なりからして浮浪者のような感じ…

ゆーめ

道に迷ってしまった。車でちょっと知らない道に入ったら、どんどん幅員が狭くなっていって、引き返すのも面倒くさいくらいに狭くなってしまった。広い道へ出ようとするほど狭くなっていく印象を受けた。まるでもがくほど苦しくなっていくアレのようだ。道が…

似た錯覚

俺は自分がいろんな錯覚をしながら生きていることにようやく気がついた。自分が錯覚をしていないという錯覚から解き放たれた。錯覚は能動的で、得てして都合がよく、一生錯覚だと思わなければ錯覚ですらない。錯覚だと言ってしまえばなんでも錯覚だと言える…

夢考

夢から醒めた瞬間、起きて理性と夢が混濁している状態のとき、夢という物の存在意義が明確に分かった日があった。人間がなぜ夢を見るか、夢と人間がどんな影響を及ぼしあっているか、それに加えて人間が夢に関してどんな勘違いをしているかまでハッキリ分か…

贅沢

「贅沢を言えば」という言い回しがある。普段はある程度で満足しているが、欲を言えば…という意味だと思う。贅沢は持続性をもつ場合と、刹那的な場合があると思う。持続性のある贅沢というのは、想像しにくいものだと思う。なぜかというと、贅沢な暮らしをし…