ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

2016-01-01から1年間の記事一覧

快楽のリスク

コーヒーを飲みたくなる衝動は突然だ。眠い時よりもむしろ目が覚めてノリノリの時に飲みたくなるような気もする。したがって深夜にコーヒーが飲みたくなることもしばしばある。しかし深夜のコーヒーは背徳感を伴うものだ。明日までに仕上げなければいけない…

today's 夢

猫を轢いてしまった。もちろん故意なんかではないが、轢き殺してしまった。サイドミラーで見える限り、生命を維持する上で大事なところがぐちゃぐちゃになっているが、顔は猫だ。とりあえず車を脇に止めて見に行ってみるしかない。でもグロそうで嫌だな。近…

今日夢

「あなたも口を閉じている方の仏像が好きなんですか。私もね、閉じている方にお参りしてきたんですよ。閉じている方ってざっくり言うと経済の神様ですよね?私には娘と息子がいましてね、まず単純に二人を養っていなければならないですからね。それに加えて…

夜の7時すぎ、俺は友人Aの部屋に着いた。一人暮らしのAが引っ越すらしく、部屋の片付けの手伝いを頼まれたのである。友人Bも頼まれたらしく、先にAの部屋で作業をしている。とりあえず物という物を一つの部屋にまとめる作業をしているらしい。俺も早速その手…

ほらほらほら

この虚無、欠落、余白はなんなんだろう。なにもしなければ何も生まれないはずではないのだろうか。人間の心は真空だと思っていたが(なぜそう思っていたのだろうか?)、ビッグバンが起きる予兆のように、何もない空間になにか起こりそうな、思わせぶりなこの…

遠心力

自分は最近、祖母の手伝いをする事がメインの仕事になっている。祖母は働くのが好きで、1つ終わるとすぐ次の仕事を探し当ててくる。終わってから見つけ出すのはまだ良い方で、1つの仕事を言い渡されてからすぐに、別の動作を求められることもしばしばある…

中学時代、日が暮れて家族が寝てから自分はよく自転車で旅に出ていた。ママチャリをしっかり灯火しつつ、ウォークマンの音量を大きめにし、リュックに少しのお金が入った財布を入れ、特に目的地もなく長野を彷徨っていた。土手や、狭すぎず広すぎない道がお…

道圧

自分はあてもないドライブをちょくちょくするのだが、同じ道はなるべく通りたくはない。短期間に何度も通れば通るほど、その道は摩擦力で熱くなり、通っている時に不快感を伴うことになる。通勤通学など、仕方なく何度も通る場合は乗り越えるべき困難として…

みかなみ2

山に対する信仰心についてはルネドーマルの類推の山を読んだことが裏付けになっている。類推の山を元に作られた映画がアレハンドロ・ホドロフスキーのホーリーマウンテンであり、類推の山の帯には澁澤龍彦のコメントも載っていた。どちらも古今東西でも数少…

みかなみ

皆神山は自分の大好きな山だ。皆神山は周囲の山より低いのに、遠くから見ても異彩を放つ台形の山である。昔から現地の人のみにとどまらない勢いで信仰を集めていたようだ。当然のごとく皆神山には皆神神社があるのだ。 信仰を集めるには、信仰を集め続ける偶…

僕はいま女の子とデートをしている。坂道の商店街を、2人で上へ上へ登っているのだが、なかなか目的の店につかない。体力的に、俺はまだ行ける。彼女の様子を見てみると、彼女もまだ大丈夫そうだ。顔色ひとつ変わっていない。 この商店街は山の周りを螺旋状…

批准ポエム

生まれることに批准した覚えもないし、生きていくことに批准した覚えもない。こんな社会システムに批准した覚えもないし、社会に評価を受けることに批准した覚えもない。 世の中は他人を納得させることにもっと腐心しなければならない。自分のやり方に批准し…

詭弁の値段

使わなくてもいいようなお金を浪費することは、一般的に贅沢といわれる。では使わなくてもいいような時間を使うことは、果たして贅沢なのだろうか。 時間はお金では買えない。なんて、ありきたりな言葉で耳にすることも多い。そんな時間を無為に浪費すること…

しねま

人生の昇華とはなんだろう。自己は自分の人生を鑑賞している、たいていの場合は唯一の観客だ。自分が退屈する展開には手を抜いてもいいんじゃないだろうか。 劇の終わりは単純に死だろうが、いつ終わってもいいようにしておくべきだからだ。終わり方は自分で…

カツ丼譚

大学時代は1人暮らしで貧乏な生活をしていた。バイトをしたらバイトがメインになってしまうと思い込み、親からの仕送りに頼っていて、振り込まれる直前は本当にギリギリだった。そういう時は食費を出せないので納豆と卵ばかりを食べて糊口を凌いでいた。 マ…

しゅみ

音楽はヒップホップが好き。中学生の頃なんとなくTSUTAYAで借り出して色々聞いた。高校に入ってから洋楽のヒップホップも聞き始めた。ヒップホップを通じてネットに友達が出来たりして、のめりこんだ。昔ほどの熱心さはないけど今でも好きだし、音楽の趣味に…

思い出頓挫

高校は美術部に入って地味に過ごした。一年浪人して秋田の大学に入ったが、何度も留年した末にやめた。今は毎日、実家の農業を手伝ったり、祖母の面倒を見たりしている。家にもう兄弟は一人もいない。 彼女は一人できたことがある。すごく可愛くて良い子だっ…

思い出そのに

自分は長野で長男として生まれた。両親は共働きで、幼い頃の記憶で印象深いのは妹の面倒を見ながら留守番していたことだ。それから妹がもう一人と弟が二人できた。 長女の友達にカードゲームのカードを盗まれたとき、母親に訴えても信じてもらえなかった。 …

思い出メモリー

幼稚園から小学校にかけてサッカークラブに入っていた。小学生に上がる際に体育館組かグラウンド組か選ばされ、自分は仲の良かった子と一緒に体育館組になった。しかし二年生の終わりにその子が引っ越すことになり、自分はグラウンド組に戻った。戻ってみる…

今日の夢

この国では歴代の王の目が特殊な方法で保存され、ある部屋で額縁に入れられて飾られている。眼球と瞼、眉毛まで含めた皮膚が腐敗しないように処理されているのだ。 私は今回、新たに王に就任した。就任を祝う華やかな式典を終え、締めくくりの儀として私は目…

カタルシス

中学生の頃かんしゃくのようになって小綺麗に片付いた自室をぐちゃぐちゃにしたことがある。「やってやったぜ」という達成感を感じながら、荒れ果てているはずの部屋を見渡すと不思議としっくりきたのがいまだに印象深い。床に散らばる教科書、倒れて引き出…

呼ぶ声

久しぶりに腰にくる仕事をした。少しは社会復帰のリハビリになっただろうか。汗をかきながら田んぼの真ん中でよっこらよっこらやっていた。 普段はそんな作業なんてしないので、1時間動いたら10分は休憩しないとやっていられない。休憩といっても「ゆっくり…

ソーシャルゴッド

なんにだって神様がいることは日本においては常識だが、社会の神様っていうのはいるんだろうか。いるとしたら「君はこういう役割で、君はこういう役割ね」というようなことを司っているんじゃなかろうかと思う。そして俺は社会の神様に『「ここは自分のいる…

ワームホール

トンネルの中を運転するのが怖い。トンネルに入った瞬間重力がかわり、風が完全に止まり、地面が柔らかくなり、ハンドルが凄く軽くなる。ハンドルをまっすぐに保ってても車が勝手に左右に突っ込みそうな気がしてくるのだ。要するに車が言うことを聞かなくな…

ステマ

コーヒーはブラックと砂糖入りで違う飲み物だと思う。砂糖入りはもちろんジュースだ。ブラックは内臓の洗浄液みたいなもんだと思う。美味しいとかはなくて、求められるのは洗浄力だと思う。ブラックを飲むというのはヌルヌルした体内のヌメリを、細かい砂利…

この後書く事は決まっています

また世の中が近づいてきてる気配がする。自分は友達を見つけたりして生きてきたけど、社会で友達は代謝されるべきものではないらしい。さっきからiPhoneの余計なお世話の予測変換がウザい。社会は頭上にあり脈動していた。畑に堆肥をまき耕したが、ここには…

それはそれで

物事は悪く言おうとすればいくらでも悪く言えるし、褒めようと思えばいくらでも褒められると思う。だから自分の人生から出てきてないような意見は糞だと思うし、俺の主観からしたらそういう意見は悪く言われて然るべきだと思う。 でも女という概念の話をして…

思っている事とそれを外に出す事

「AさんがBさんに「Cさんは◯◯だ」と言っていた」というような人がたくさん出てくる説明をする時に、説明に出てくる人物がごちゃごちゃになってしまう時がある。そういう時、自分は「なんでこんなこともつつがなく説明できないんだろう」と深い自己嫌悪に陥る…

さっきみた夢

子供たちが集まって1人の問題児を路傍の植え込みに埋めている。ここは大通りから少し入った公民館の脇の小道。埋められてるのは自分のことを狼男だといつも言っている暴れん坊の男の子。いつも手を焼いてる小学校の同じクラスの男の子2人と女の子2人で埋めて…

本音

もし自分の底に沈殿している本音みたいな物を上手く吐き出すことができて、もしそれを心から全肯定してもらえたら、そうしてくれた人にはお礼を言って謝礼も払ってもいいと思うと思う。自分が本音という言葉で思い浮かべるものは過去の自分の思考、また過去…