ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

読む速さはどれくらい

「くらやみの速さはどれくらい」を買ってしまった。どうせ読まないのに。アルジャーノンに花束をの再来と言われていた名作SFらしい。アルジャーノンが嫌いなのに100円だったから買ってしまった。アルジャーノンが障害者を利用、冒涜した出来損ないの気持ち悪いロマンスであることは言うまでもないので、くらやみ〜の方がまだ面白そうではある。しかし比較対象がどうしようもない小説なので、そんなものに勝っているからといって大したステータスにはならない。

それにしてもなんでSF作家は自閉症とかの人を作品に出そうとするのだろうか。自分が崇拝するグレッグイーガンも何度か出していたような気がする。自閉症の人はSF作家の気持ちになりきって小説を書こうとなんてしなさそうだから、正直SF作家の方が重篤な病を患っているような気がしないこともない。そう言う自分も読破する算段のつかない小説を買ってしまっているあたり、SF作家サイドの人間のような気がしないこともない。