ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

音楽王国

音楽が好きで、気に入った曲はしつこく何度も聞く。それは研究ごっこであり、男性的な接し方だと自分で思う。好きな曲を集めて共通する特徴を探ったり、物足りない曲はなにが自分にとって物足りないのかを探ったりしてみる。そうやって勝手に自分の定義で体系化し、自分がルールの王国を作り上げる。そうしえ出来上がった王国の中で流れる曲たちは、あたかも自分に従って自分の為に音を奏でているかのようでもあり、えも言われぬ陶酔感を与えてくれる。

それをなぜ男性的だと思うかといえば、自分が男だからだ。それと女の趣味に対する入れ込み方を見てると「なんか違うな」と思うからだ。

女も音楽好きだし、色々鑑賞する。あと演劇が大好きだ。男も演劇好きはいるけど結局比較分析したがってると思う。それを思うと女は演劇に対して真摯で敬虔に見える。比較分析なんてしたがる男を軽蔑してるんじゃないかとさえ思う。女の気分を害したくはないので、今日も自分は我が王国に引きこもり圧政を続けている。