ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

ほらほらほら

この虚無、欠落、余白はなんなんだろう。なにもしなければ何も生まれないはずではないのだろうか。人間の心は真空だと思っていたが(なぜそう思っていたのだろうか?)、ビッグバンが起きる予兆のように、何もない空間になにか起こりそうな、思わせぶりなこの空虚はなんなんだろうか。なにかを満たしたいのか、「なにかを満たしたい」と思わされているのか。なにかあったはず、あるべき場所になにかがない。突き動かされるわけでもない。「なんか入れたら?」というような、あてつけがましいスペース。なにかして欲しいなら、それなりの態度ってもんがあるじゃないか。そんな態度でいつまでも動くほど、人間素直にできていないのに、こちらが大人になるしかないのだろうか。