ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

差別

差別意識の正体はなんなんだろうか。差別に反対する人は「確かに存在する」「絶対的な悪」と思って喧伝しているが、差別の正体を考察している人は見たことがない。

他人の発言に差別意識を感じる瞬間はたしかに存在するが、それがみんなが取り除こうとしている差別と同じ物なのかは自信を持てない。

差別はふんわりしていると思う。差別されたと思う瞬間も存在するけど、そう思う瞬間たいてい同時に「この人に悪気はないんだろうな」とも感じている気がする。

先入観は関連するワードに挙げられると思う。あと排斥する気持ちもたしかに内在すると思う。しかし日常に垣間見れる差別には、そういう側面よりも「自分が思われたくない自分」が強いというように自分は思う。

殊更非難することにより「自分はこれではない」と強調したい気持ちが差別として発露している場合が多いように思う。それはつまり「下手したら自分もそうなる」「下手したら自分もそこにカテゴライズされる」いう恐怖心が内在しているイメージがある。