ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

家裁判

私ね、こんな風に電車の窓から外を見てると信じられないな〜って思うんですよ。この家並み全てに持ち主がいて、これを建てた人たちがいるんですよね。信じられないな〜って。

いくら私が信じられないって思ってもこうして証拠は並んでるんですけどね。そうなってくるとなんだか裁判にかけられてるみたいですよね。「これでもまだ認めないのか!」ってね。あ、別に強迫観念があるわけじゃないんで心配しないで。

でもだって、逆に私も言いたいですよ。「なんのために?」ってね。こんな整然と沢山並んでて、一体ゴールはなんなんでしょうね?感傷に浸ってるわけじゃなく純然とした疑問として湧いてきちゃうんですよ。ないです?そういうこと。

こんなこと言ってるけど私も持ってるんですけどね。家。勘違いしないでくださいよ! あくまで家内や親の意見による産物ですので。……って、ずっと思ってたんですけどね〜。どうやら私の意思でもあったみたいなんですよ。どういうことかっていうとね、最近物置から私の小学校の卒業文集が出てきたんですよ。そこまで言ったら分かりますよね? そうです書いてあったんです。「家を建てて奥さんと子供と楽しく暮らしたい」みたいなことがね。だから子供の私にも理解できてたことみたいなんですよね〜。いつから疑い始めちゃったんでしょうね。