ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

許されない卒業

1つのコンテンツに長い時間を捧げるのが基本になってきているように感じた。中学生で好きになったようなコンテンツをいつまでも好きな人をたくさんネットで見かけたからだ。それが悪いことだとか言うつもりはないが。「中学生とか高校生で好きになったものは、ある程度の年齢になったら卒業しないと恥ずかしい」みたいな考え方がどこか根底にある自分にとって、臆面もなくそういう趣味を公にする姿が少しだけ衝撃だったのだ。

コンテンツ側もそういうスタイルを維持しやすくさせてると思う。たとえば何かアニメがあったら漫画化、ゲーム化、小説化、映画化、グッズ展開、スピンオフと卒業を防ぐ為の方策は枚挙に暇がない。

さっき揶揄するつもりはないと言ったけど、「それで物を見る目が養われるのだろうか」と感じないわけでもない。自分は特に見識が広いわけでもないけど、帰依するほどのコンテンツに出会ったこともない。これからも帰依したくはないので、趣味に近いものばかり収集せず、まったく知らない分野にも偏見を持たないようにしていきたいと思った。