ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

新人類

自分が病院にいけば絶対になにかしらの病名をもらえると思う。要因が先天的なものか後天的なものかは分からないが、昨今よく聞くなんちゃら障害みたいなやつは一個くらいは賜られられるのではないかと思う。学校で馴染めた試しはないし、集中力もないし、対人関係も得意じゃないし、どういう診察をするのかは知らないけど早めの段階で医者もなにか察するのではないだろうかと思う。しかしまあ自分でそれっぽい要素を列挙していくと、どれも甘えのような感じもする。本気で時間をかけて鍛えれば矯正も難しくはなさそうにも思える。しかし実際そんなことをするのは面倒くさい。この面倒くさいというやつも自分が抱える障害によるものに違いない。なぜかというとおそらく自分のように矯正の努力をしないことは常人には耐え難いことのように思えるからである。「しなくてもいいことをするには、莫大な量の理由が必要である」という自分の行動原理は一般人には嘘のようなものなのではないだろうか。しかし耐えられないという点を抜き出すと、常人の方が脆いということにならないだろうか。とすると自分は単純に人類として次のステップに進んだ「次の常人」のような気も、まあほんのちょっとだけしないこともない。ということはまあ結局常人の医者から見たら異常者であるから、冒頭の予想は覆らないことになる。