ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

上を向いて歩こう

土手を散歩していたとき、空を見上げながら歩いていると疲れる感が減ることに気が付いた。その時、自分は「地表を見ながら歩くと自分がどれくらい進んだかを無意識にも感じながら歩いているんじゃないだろうか」と思った。

地表を見ながら歩くのがベクトルだとすると、空を見上げて歩くことによって「今まで自分の歩いた量」というスカラーを意識せずに済むようになるんじゃないだろうか。

しかしこの裏技は真っ直ぐで平坦な土手でかつ、誰も通らないような時間じゃないと危険だという欠点を持っている。下手に試すと、スカラーを見て見ぬふりした線の先に想定外のピリオドを打つ事態になりかねない。