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ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

M沢K治

自分は宮沢賢治を一冊もまともに読んだことはないけど、本人的にも今の扱いは不本意なんじゃないだろうかと思う。小中高と教科書に載り、私生活においても立派な人みたいな感じで教わるが、果たして本人はそんな風に思われたかったのだろうか。自分はそうは思わない。

宮沢賢治が欲しているのは畏敬みたいなものだと自分は思う。今でもまあそんな扱いもされている気もするが、そんなレベルの畏敬ではない。ヤバい奴、とんでもない奴、どうかしてる奴、そっち方面の評価を受けたかったように思える。少なくともお母さんが子供に読み聞かせて、「あんたもこんな大人になりなさいよ」というようなもんではないだろう。そんなお母さんなんかよりも、宮沢賢治は自分みたいな人間に読んでもらい、評価してもらいたくて色々創作活動していたんだろうと思う。

しかし人間、擦り寄られると引いてしまうものである。媚びられるとなぜだか後回しにしたくなってくる。それがどういう心の作用なのかは今は考えないが、自分が宮沢賢治に一切手を出そうとも思わないのは、そういう理由からなんだろうと思う。

宮沢賢治について勝手なことを色々言ったが、これらは9割くらいは学校で習った知識に基づくいた、自分の曲解によるところが大部分だとは思う。しかし、もし万が一こんな感想を抱かせるような教育が恣意的になされているのだとしたら、それはそれで可哀想だから辞めてあげて欲しい。