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ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

としゅしゅん

昔話やら小噺のようなあらすじが覚えやすい短編のお話は大抵お決まりのパターンがあって、終わり方もだいたい想像がつく。そういう事に小学生の終わり頃気づいた。そんな時期は先が気になるのうなお話に飢えるもので、出だしだけで判断するようになっていた。そういう時期に出たし「おっ」となったお話がアニメかなんかになってテレビでやっていた杜子春で、それだけに終わった後のがっかり感もなかなかのもんだった。「そういう終わり方はしないんじゃなかろうかっていう期待を持たせるような始まり方をすんなよ」と、幼心に思っていた気がする。

しゃべっちゃいけないという条件を邪魔するような事が色々起こるという展開まではまだ何も思わなかったが、地獄に落とされたりしてまでしゃべんない展開が始まると自分は「なんじゃこりゃ」とワクワクしたものだ。それだけ引きつけられたものの、終わり方はあんな感じで、非常に残念だった。地獄にまで落とされたのに、あんな所帯染みた終わり方というのはありなんだろうか。声を出させようとするにあたって、最初に思いつくような罠のような気もするし、その後のまとめみたいな仙人の言葉も「あーはいはい」というような普通のやつだった。

それは多分小学生の時に受けた印象なのだが、自分にはいまだにそういう性質がまだ残っていると思う。新しいお話に触れ合う時の異常に批判的な姿勢。これを貫くことで批判仙人になれたら嬉しい。