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ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

贅沢

随想

「贅沢を言えば」という言い回しがある。普段はある程度で満足しているが、欲を言えば…という意味だと思う。贅沢は持続性をもつ場合と、刹那的な場合があると思う。持続性のある贅沢というのは、想像しにくいものだと思う。なぜかというと、贅沢な暮らしをしている人がどんな風に生活感を保っているのか、贅沢を言えない人には想像ができないからである。もともと贅沢な暮らしをしていた人にも人間ならば悩みがあるはずだ。贅沢を言えない、持続性をもつ贅沢が欲しい人が贅沢な暮らしを手にした場合、立たされるのはその立場だと思う。新たな悩みのスタート地点に立つことを望んでいるのだ。贅沢な悩みという言葉が存在することからもそのことは分かる。

 自分の最近の考え事は、贅沢を言えない人が普段満足している「ある程度」が分からないことだ。ということは自分のその悩みを解決した先には、贅沢な悩みが言いたいというものがある可能性もある。それともこの自分の悩み自体が贅沢な悩みで、解消された後、次に目指すべき状態なんじゃないだろうかとも思う。