ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

遠心力

自分は最近、祖母の手伝いをする事がメインの仕事になっている。祖母は働くのが好きで、1つ終わるとすぐ次の仕事を探し当ててくる。終わってから見つけ出すのはまだ良い方で、1つの仕事を言い渡されてからすぐに、別の動作を求められることもしばしばある。例えば「Aの仕事を終わらせおくれ」と言われ、そこへ向かっている最中に「さっきあげたお茶飲んでからおやり」という指示が入るのだ。

物理的な話ではなく、精神的にある方向に向かっている時に、急に進路変更するのが自分は苦手だ。気持ちをまっすぐそちらへ向け、進み出してから進路変更をすると、曲がらなくてはならなくなる。重さのある物質が曲がる際、物質には遠心力が働く。遠心力の反対側へ自分で力を込めないと、飛ばされてしまうのだ。自分は力を込めるのは嫌いだし、飛ばされる恐怖に充てられるのはもっと嫌いなのである。