ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

道圧

自分はあてもないドライブをちょくちょくするのだが、同じ道はなるべく通りたくはない。短期間に何度も通れば通るほど、その道は摩擦力で熱くなり、通っている時に不快感を伴うことになる。通勤通学など、仕方なく何度も通る場合は乗り越えるべき困難として合理化できるかもわからないが、あてのない放浪で不快感を感じていては意味がわからない。

見知らぬ道を何度か通り自分の道にすることはそれなりに嬉しいが、なぜ何度も通ると嫌になってしまうのだろうか。安定感のある行動範囲が増えることは生物的にもいいことのように思えるのだが。

しかし過度の心配が必要ないこともまた事実としてある。あえてしばらく通らずに冷ましておくことで、その道はまた新鮮な道として復活するからである。