「あらあキレイな花じゃなーい。本当にもらっちゃってもいいの?」 「ハネたやつでよかったらね。いくらでももっていって。」 おばあちゃんが花を友達にあげている。ハネたやつ云々とまたいらんことを言っているが、まあ和気藹々とした雰囲気だ。しかしばあ…
「ほんとにここが近道なの?なんかどんどん狭くなっていくけど。」 「ああ、こんな道だったと思うよ。」 僕が運転席に座っていて、父親が後ろの席でふんぞり返っている。辺りは夕焼けのフェーズを終え、涼しげな青に染まっている。ただし涼しげなのは見た目…
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