ほかほかしっとり

思ったよりほかほか

死に方もインド的

照りつける日差しだけは一人前に熱くなってきた。新しい畑の段取りをボチボチ始めなければいけなくて、正直に言うとダルい。日差しに比べたら風はまだ涼しい感じもするので、今のうちに段取りした方がいい事は確かなのだろう。もたもたしていたらそのうち風…

低次元親子

「なんで片付けらんないの!もうゴミ袋渡してから3日も経つでしょ!なんでこんなこともできないの!」 「いや、落ち着いてよ。なんでそんな昂ぶってんの急に。」 「あんたが全然片付けないから私が全部ゴミまとめて入れたのよ!『なんで私がこんなことしなき…

妄想噺

落語「女子会」 とある居酒屋で先輩と後輩による女子会が開かれることになっていて、先に到着した先輩が後輩を待っている。この先輩、恋愛においては百戦錬磨。数々の男を倒して来ていて、後輩を待っている間にもまた男との別れが成立したところだ。後輩はあ…

無限の下限

無限という概念はつまり人間の想定の範囲内のことだと思っている。一京とか一亥くらいまでは教養として知ってはいるけど、兆とかの上は正直もう全部無限でいいと思う。というか兆も1兆バイトなら1TBでいいし、これからの人生で世話になることは普通にないと…

今日の夢

近頃はもう春とは言えなくなってきているくらいの暖かさなのだが、昨日の夕方から長めの雨が降っていたせいか心なしか今日は空気が普段よりもひんやりしている。久しぶりの雨のおかげで空気は澄んでいて、空に目をやると大きめの塊の雲がちらほらまだ残って…

レビューのレビュー

今の世の中、なにを取ってもそれに対する反応やコメントにあふれている。そのコメントがどの程度の深みを持っているかに関わらず、それは大抵の場合恒久的にウェブ上に残る。残るからにはそれを見た人の反応も無限に考えられるので、せめて自分だけでも深さ…

不文律

夢を持ち、そこに向かって生きていくのが理想的なような世の中に違和感を感じる。夢を持つ権利は平等に与えられているが、夢の持ちやすさは生まれた環境に左右されすぎている気がするからだ。 自分は百姓の家に生まれたので、もし自分が子供の頃に「将来農家…

アラナイ

相変わらず祖母の送迎を担当しているのだが、どうやら祖母はずっとガソリンの使用量が気になっていたらしい。長方形の右下から左上に連れて行っているのだが、祖母的には左下を通るルートの方が近く感じるらしい。おそらく通りが大きくて通行量も多いから、…

妄想文化

・エモーショナル手話 音楽に乗せ、情感豊かに手話を表現するパフォーマンス。見にくる客の過半数は手話を理解していないが、「意味が込められている」という裏付けが含まれているという深みを持った舞踏のような雰囲気に圧倒されている。有名なアメリカのア…

うたた寝の夢

真っ暗な田舎道を運転している。この試みを始めたころの僕はなにか非日常を感じたかっただけなんじゃないだろうか。自信はないがおそらく、その彼はもう満足して寝入ってしまっている。取り残された僕はただただ、今は早く帰ってお風呂に入りたい。 真っ暗な…

上を向いて歩こう

土手を散歩していたとき、空を見上げながら歩いていると疲れる感が減ることに気が付いた。その時、自分は「地表を見ながら歩くと自分がどれくらい進んだかを無意識にも感じながら歩いているんじゃないだろうか」と思った。 地表を見ながら歩くのがベクトルだ…

つまらない本

今まで自分はそんなに多くの本を読んでいない。読みたい本はいくつもあるのだけど、読んだ本がつまらなかった時の徒労感がトラウマのようになっていてポジティブな気持ちで本を読みはじめられない事がそれほど読んでいない理由の一つなんじゃないかと自分で…

フロントインオーガニック

今の自分がみんなを納得させるように前向きになったらどうなるのだろうか。 まず体つきは引き締まる。今はたるんだ体型をしているので、まずそこを直さないと前向きとは認められないだろうと思う。贅肉をこそげ落とし、程よい筋肉を全身に付けることがまずス…

理性の本能

日本においては大柄に分類される体格をしているけど、役に立った試しが一度たりともない。昔から理屈っぽく、理屈がすべてだと思って生きてきている。子供の頃、親や親戚は武力をもって「理屈が全てではない」と教えようとしてきてくれた。理屈がうるさすぎ…

今日みた夢

今日はカフェインの神様による「人体とカフェインの関係」についての講義を受けました。講義といっても聴いていたのは僕一人でしたが、とてもためになりました。 まずカフェインの神様は僕の口に手を突っ込むと、何かを引っ張りだしました。神様の手に掴まれ…

嗜好性

ありのままの現実の面白くなさというのは筆舌に尽くせないと思う。「現実を避けて避けて生きてきた自分が言えたことではない」と、もっともな事を思ったりもするが、それにしたってつまらなすぎると思う。それだけに現代人には「真実が分からない状態の方が…

おかん

母の日だけど、母に何かをプレゼントしようなんて発想が湧いてくる気配もない。ましてや手紙だなんて一行も思いつかない。母親のことを考えると色々と腹の立つ思い出は想起されるけど、かといって今現在強い恨みを抱いているというわけでもない。ただ単純に…

今日夢

高くて立派な杉が生え揃っている山奥の博物館の駐車場。50すぎた女と70に満たない男が業務を終えて事務室に帰ろうと歩いている。男は言う。 「いやいや、これが本当に乗せられたってわけじゃなくて、一目見た瞬間に運命を感じたのよ。村越さんには止められた…

ラーメン屋

先週彼女とデートしてたらさあ、まあその日は軽くメシ食っただけだったんだけどさ、なんか唐突に「そういえば私他にも男できたから、あんたも浮気していいよ」とか言い出しやがったのよ。信じられるか?「は?」って話だよな?お前それ、それだったら浮気相…

蛇の背中

人参の色と黒人の肌の色の中間のような色の地面が広がってる。地平線のようなものは見えるが、俺の目がおかしくなってるわけでなければその先にも地面は続いているようだ。俺の記憶にある地球は球形だったが、ここは筒状なのだろうか、蛇のように伸びていっ…

しかしかしかし

嫌悪感に付随する自己陶酔の正体が知りたい。厳密に言うと、知りたくはない。しかし嫌悪感には自己陶酔がある気がしてならない。まず潔癖症を変にアピールするやつは、なんかかっこつけている感じがする。手すりに触らない事なんて実際問題何1つ格好よくは…

壊れかけのラジオCM

ラジオを聴きながら作業をすることがよくある。ラジオを毎日繰り返し聞いていると、その日その日の内容よりも、合間の広告の内容の方が記憶に残っていく。それに比例して、最初は聞き流していたような細かいところが気になってくる。一度気になるとそのCMが…

公務員

そのお金はあげない方がいい。自分で稼げるようにしてあげた方がいいって。作業に対する報酬だということは分かるが、そうだとしたらこれっきりにした方がいいよ。俺が君だったらそうするね。それが彼のためだと思うからね。よそで稼ぐのだって、そこまで大…

M沢K治

自分は宮沢賢治を一冊もまともに読んだことはないけど、本人的にも今の扱いは不本意なんじゃないだろうかと思う。小中高と教科書に載り、私生活においても立派な人みたいな感じで教わるが、果たして本人はそんな風に思われたかったのだろうか。自分はそうは…

今日見た夢

母親が車で崖から落下したらしい。けどまあ、仕方ないよね。だってつい数時間前にも俺が車借りようとしただけであんなに拒絶するんだもん。母親のくせに我が子をあんなに拒絶できるもんかね。でもまあいいよ。今はもうこの世にもいないんだし、わざわざ嫌な…

生きた

今日の午前中は仕事をサボった。朝起きた瞬間にクラッときて倒れたからだ。久しぶりに畳に頬ずりした。理由はなんだかよく分からないけど、午前中でも寝ればよくなるだろうと思って寝た。しかし寝てもそんなによくはならなかった。まあしかし実感がないとい…

No気味No谷

日記は自分は他人から見て痛々しいくらいの方がいいと思う。なぜかは分からない。今そう思う。日記でまで他人の目を意識して、かっこいいかかっこ悪いかの賭けをするよりも、自分に対してかっこつけて自分で後で恥ずかしい方がまだいいように思える。それに…

アウトロー

小学生の高学年か中学生くらいに達したときに少しは周りが見えてくると「自分が尊敬されるような人間ではなく、これからもシビアな評価しか受けない」ことに気がついた。世の中の人間たちは自分のことなんて見てないというがそれは厳密には間違いで、実際に…

オーロラ

うちの周りに山しかないから、地平線とか水平線とか蜃気楼とかいうワードが自然には出てこない。聞くと非現実的で気取った言葉に感じてしまう。大袈裟で安直なキレイなもの、まるでオーロラとかのような表現に思えてしまう。でも実際はさほど大仰な表現とい…

掌に太陽

今日はついに150度まで平気になった。人間の身体というものは実によくできている。こうして訓練することで、耐えられる熱の量は少しずつだが上昇していくのだ。私は来たる刻に備え、最大限の温度で耐えられるように掌を鍛え続け、ついにここまで来た。こうい…

マイヤミ

「人間の闇」だとか「人間の苦悩」「人間の矛盾」みたいなものを描いた作品がたまにありがたがられてるけど、本当にくだらないと思う。そんなものに感情移入するのは自分の人生をしょうもないものだと決めつけることに他ならず、ありもしない傷をわざわざ作…

カルママン

主役が現れれば脇役になれるのに。主役を張れる役者を見たことがない。俺の生活圏内に現れたことがない。自分は諸事情で主役を張るには条件が足りてないけど、主役がいないから仕方なくじたばたしたりしている。主役さえ現れれば心置き無く脇に徹することが…

鋭角

次のコーナーはなんであんなにも鋭角なんだろう。 順当に行けば相似になってるはずだったってのに。 出てきた地中に鳥たちがなんか集まってきている。 こっちの仕事はまだまだこれから大変だってのに。 そもそもどうしてこの畑こんな変な形なんだ。 正方形か…

GO

業というのはすごい概念だと思う。 子供に対して「悪いことをすると来世で悪いことがあるからやめろ」と戒めている事はなんとなく知っていたし、直感的にも分かりやすい。しかし業のメッセージはそれだけではないことに、自分は最近になってようやく気がつい…

書きながら寝たやつ

世の中には生活ができなきゃできないことが多すぎると思う。自分は生活するのが苦手なので、不自由な思いをしている。それでも時代的に仕方ないかなとも思っているけど、そろそろ生活なんて苦手でももっと伸び伸びと暮らしていけてもいいとも思う。何をする…

悪尼尊

アニソンど真ん中という感じのアニソンを聴くと、たまにすごく感銘を受ける。日本人にしか辿り着けなかった音楽の、極端な領域に触れた感じがしてその凄味に感動さえする。アニソンという枠組みを創造し、その中で様々なジャンルから要素を取り入れて構築し…

バランス

おっさんは単純だ。そのおっさんがどんなおっさんかすぐ分かるように出来ている。そのおっさんの単純性の原因は、逆を考えることによってすぐに分かる。複雑なおっさんはみっともないのだ。 葛藤したり、停滞したり、見失ったりするのは遅くても30までしか許…

今日の夢

今日は地元の学校の体育館に地元の皆が集まる日です。僕の家からは僕が代表として体育館に来たんだけど、時間を間違えて二時間も早く来てしまいました。体育館には鍵がかかっていたので、体育館の外で座って待ってたんですが、集合時間の15分前になったらよ…

私の脳みその綿

脳みそは昔は透明で澄んだ水だったと思う。そういう実感は無かったけど、今思い返すとそういう脳みそ像が想起される。今自分の脳みそには目が細かい綿ががっかり詰まっている。これでは水温がさがらず、外からの情報もありのままインプットできない。自分は…

弟の代わりに

今、法事で弟が帰省してきている。兄弟は無駄に沢山いるのだが、仲がいい弟が1人だけいる。その弟に話したことを備忘録しておく。こういうのは本来なら弟が書き留めた方がストーリー性というか訴えかけるものだろうと思うけど、仕方ない。自分の方が覚えてお…

葬式饅頭

俺は共犯者を待っている。厳密に言うと俺が待っているのは首謀者で、俺が共犯者なのだろうか。とにかくそいつの指示を受けて俺は待っている。山のふもとの小さな市営住宅地、老女が1人で暮らす小屋のようなその家の脇の車を停め、首謀者が来るのを待っている…

今日外に出たら雲ひとつなく晴れていて、自分は「バカみたいに晴れているな」と思った。「バカみたい」というのは甚だしいという意味ではなく、空に対して知性の足りない印象を受けたのである。ということは自分にとって空の知性とは雲なのだろうか。そんな…

完全な日記

今日は休みで暇だったので、買っただけで満足していたスタニスワフ・レムの『完全な真空』をちょっとだけ読んだ。完全な真空は「中身が本当になんにもない」という意味合いらしい。内容を見てみると、確かにそういう感じもする。本の中身はすべて、本当は存…

未来のインターネット

なんで人類は知識を全部共有しないんだろう。リアルに考えれば色々な理由が思いつくけど、抜本的に考えるとそういうところが人間はバカだと思う。同じ種族で全ての知識を体系化して分かりやすく共有している宇宙人がいたとしたら、学校とかいうのにお金を払…

創価学会

今日俺は友達の家に遊ぶために彼の暮らす団地へやってきた。彼は海外から引っ越してきたのだが、この団地には友達がたくさんいるらしい。小学校の頃転校してきたんだけど、中学校で新しく知り合った人たちの中にも知り合いが何人かいるらしかった。ある時「…

アンパン

今日は寝坊した。 自分は休憩の時のお茶の道具も運搬する係なので、急いで仕事場に持って行ったのだけど、だれもいなかった。自分は仕方なくお茶の道具を持って家に帰った。 ばあちゃんが用意したお茶道具のセットの中身を見ると、アンパンがたくさん入って…

おとといの夢

親戚の女の子は何かの病気らしい。確かに色白で病弱そうな風貌だが、しゃべれば元気だし、辛そうな表情をしているところなんかも見たことがない。 俺はその女の子の世話をよく任される。女の子の言うことを基本的に聞くから女の子に割と気に入られていること…

夜の街でやること

子供の頃、夜に車であまり馴染みのない街を通るとワクワクした。四階建てくらいのビルがたくさん並んでいるだけで異郷の地の感じがするのに、しかも夜となると異世界の感が強かったからだ。たとえばそんな街中で気軽に外に出たりしたら、どこからともなく集…

パン屋の店長

「気持ちを込めて作っても美味しいパンを作れるとは限らない。」あるパン屋さんの店長が学んだ教訓がそれだった。店長は最初、志を持ってパン屋を開店した。しかし経営は簡単に行かず、紆余曲折を経てパン屋をどうにか経営していける状態まで持ってきたのだ…

風末

僕は地上で風が最後に着く場所で、辿り着くゴミを分別して暮らしている。世の中にどんな仕事があるのかいまいちよく知らないけど、こんなに僕に合っていて楽な仕事はないんじゃないかと日々思いながら風を浴びている。 僕から見える風景だけ見ると、もしかし…